ニンジャウォレット
ニンジャウォレットという一枚の金属板に色々な切り込みを入れて沢山の機能を持たせたグッズがある。
ヨドバシカメラなんかでもブース的な物を作っていて売られていた。
俺はこのニンジャウォレットを見て、サバイバルツールだ!と直感した。
その昔、雑誌の通販コーナーで、研磨歯磨き粉セッチマや自転車のスピードがみるみる上がるハイピッチ、手首と握力を鍛えるダイナビー等と一緒に載っていた。
ドライバーや栓抜き缶切りを含んだ数種類の使い方が出来るサバイバルツールは、
玉石混交な海外輸入アイテムの中でもなかなかの実用性があった。
そんな郷愁に誘われてついつい購入してしまったのだが、このサバイバルツールもといニンジャウォレット、現代では殆ど使う用途がないのである。
栓抜き缶切り?それが必要な瓶や缶がそもそも少ないし日常では使わない。
その他のドライバーやカッターなんかも百円ショップで購入出来るのでどこにでもあるのだ。
ニンジャウォレットが必要な場所はもはや日本にはないのでは?なんて事を思いつつも、ひょっとしたら?の為に名刺入れに挟んでおくのだった。
妙な安心を買ったのか。