ゴブリン森口 異能漫画家その1
ゴブリン森口という漫画家の「狂ったいけにえ」「狂気の感染源」「スラッシャー」という三作品には、有名なバイオレンス漫画の金字塔「北斗の拳」と同じ様に、
マッドマックスとブルースリーに多大な影響を受けたバイオレンス作品のMFP(マッド・ファイティング・ポリス)というシリーズ物が載っています。
「北斗の拳」がマッドマックスとブルースリーなのに対し、MFPシリーズはヘヴィメタルの要素も強く含まれており、ランダムスター型凶器や敵がクワイエット・ライオットの「メタル・ヘルス」アルバムと同じ仮面を被っていました。
また、アイアンメイデンのキャラクター、エディーそのまんまのキャラも居たり、聖飢魔IIの元ベーシストであるゾッド星島も何故か描かれていたり。
作者の偏愛が作品から溢れて出ている事が伺えます。
MFPシリーズは、マッドマックスっぽい近未来で精神が弱い、或いは弱ってきた人達が悪魔に身体を乗っ取られ、欲望のまま人間をレイプしたり残酷に殺したりするのを防ぐ警察(MFP)の日常を描いています。
悪魔的な怪物や変質者、アウトロー、アナーキストなんかをMFPのメンバーはブチ殺しまくるのですが、MFPのメンバーも反撃を受け虫けらの様に死んで行くという凄惨な殺し合い。
主人公は本家マッドマックスと同じ革ジャケットにソードオフ・ショットガン、拳銃には454スカール弾で武装し、最終的には巨体術という拳法で悪魔をぶちのめす!
巨体術を使う際には覆面プロレスラーの様にマスクを被ったりする所がアメコミを意識していて、その先見性には今読んでも唸らされます。
全編破壊衝動に漲っており、マトモな人が一人も出て来ない所も最高です。
いつの日かMFPシリーズだけを再編して単行本として出ないかなあと夢想しています。
ニンジャウォレット
ニンジャウォレットという一枚の金属板に色々な切り込みを入れて沢山の機能を持たせたグッズがある。
ヨドバシカメラなんかでもブース的な物を作っていて売られていた。
俺はこのニンジャウォレットを見て、サバイバルツールだ!と直感した。
その昔、雑誌の通販コーナーで、研磨歯磨き粉セッチマや自転車のスピードがみるみる上がるハイピッチ、手首と握力を鍛えるダイナビー等と一緒に載っていた。
ドライバーや栓抜き缶切りを含んだ数種類の使い方が出来るサバイバルツールは、
玉石混交な海外輸入アイテムの中でもなかなかの実用性があった。
そんな郷愁に誘われてついつい購入してしまったのだが、このサバイバルツールもといニンジャウォレット、現代では殆ど使う用途がないのである。
栓抜き缶切り?それが必要な瓶や缶がそもそも少ないし日常では使わない。
その他のドライバーやカッターなんかも百円ショップで購入出来るのでどこにでもあるのだ。
ニンジャウォレットが必要な場所はもはや日本にはないのでは?なんて事を思いつつも、ひょっとしたら?の為に名刺入れに挟んでおくのだった。
妙な安心を買ったのか。
恐竜図鑑
先日、久しぶりに会った友人と取り留めのない話をしていたのだが、
その中でちょっと衝撃的な話を聞いた。
なんと、今の恐竜図鑑には昔子供の頃の図鑑には載っていたトリケラトプスとかステゴサウルス等その辺りの個性的な恐竜やティラノサウルスなんかの肉食恐竜は既に図鑑に載っておらず全然知らない恐竜ばかりになってしまっているとの事。
恐竜図鑑なんて、とんと見ていないので衝撃的な話であった。
新たな調査結果でどんどん形と名前を変えていく恐竜達。
ひょっとしたら類人猿から人間に進化したと教わってきたが、最初から人間も完成形だったのでは?との疑念も湧いてくる。
しかし遡って考えると、初期恐竜の名前と絵柄を考えた方達のイマジネーションの豊かさには感服する。
ちゃんと「恐竜」って名前に合っている姿形だもの。
魔女というもの
最初に話した時は魔女の研究家かと思っていたら、何と本人が魔女であると。
魔女ですと言われたその方は鷲鼻でゴス的なイメージだと雰囲気出て良かったのですが、恰幅の良い男性でした。
大阪にお店を持たれていて、アイテムは自身で作成された物を販売、相談は無料との事で、相談者が後を絶たない様子。
イベント会場には持参された魔女グッズが販売されており、色々と興味深いアイテムがあったのですが、一番私の目を引いたのは西洋こっくりさんのウィジャボードでした。
オカルトアイテムとしては非常にメジャーなはずなのですが、現物はそうそう見かける事無いよなあと帰途に着く最中に何気なくアマゾンで検索してみると、なんと普通に売られていました。
テーブルクロスとしても売られていたのは何というか微笑ましいですが。
アイテムであればおおよその物が販売されているアマゾン恐るべし!
樹海の話
ここは本当に自殺の名所らしく、自殺体を探しに来る殊勝な人達が結構な人数おり、
青木ヶ原樹海散策オフ会なんてのもやっているらしい。
樹海はコンパスが効かず鬱蒼とした樹々に囲まれて居る為、迷ったら出てこれない。
その為に入口からロープを張って行かないと危険であるなんて昔、何かの本で読んだ気がするが、実際は遊歩道がありそこから外れて奥に入った所らしく、中に入ったら出てこれないなんておっかない事は無いようだ。
樹海探検家の中では迷わない様に目印や地名等が付けられている様で、
そこは大量に自殺者が出た為、自殺者が集まる「団地」としてその呼び名が付いた。
「完全自殺マニュアル」に記された事で有名になったそうな。
樹海の写真集イベントでは、自殺体愛好癖の方と遺留品愛好癖の方が楽しそうに喋っていた。
「樹海の歩き方」という本はその方達の仲間の方が書いたそうな。